人を殺す夢を見た

夢の話。

付き合っている恋人の態度が次第に変貌し、
バイオレンスになっていくのに気付いた女性。
自分を庇うがついに暴力が始まり、大怪我をする。
別れた彼女は、一切の人との交流を断ち切るが、
そのうち仕事(学校?)からの帰り道で毎日立ち寄るコンビニで出会った男性と、
近しくなっていく。
ある夜、彼女の家までなんとなく一緒に帰る雰囲気になり、歩き出す。


コンビニで出会った女性をなんとなく家まで送り届ける雰囲気になったので、
男性は夜道を自転車を押して歩いていた。
彼女が以前の恋人から受けていた被虐を彼は既に知っていたが、
途中、彼女の向かう先がおかしいことに気づく。
彼女の家はこっちの方角じゃない。
何も言えないまま、笑顔で楽しそうに話す彼女を横目に、
彼は次第に不安になっていく。
ある平屋の家の前に来たとき、彼女が立ち止まる。


彼女はその家の前に立ったとき、
自分が被害者ではなく、恋人を殺した加害者であったことに突然気づく。
それを思い出しても、不安だとか怖いだとかそんな気持ちは湧かない。
ただ、「殺した」。


彼は彼女が立ち止まり、こちらを見つめた瞬間、
彼女の話が全部嘘で、彼女が殺人者であることを悟る。









なんだか良くわからない夢やけど、
目覚めた瞬間、ぼんやりとした悪寒。


最近読んだ本
神林長平『魂の駆動体』
人々が意識だけの存在として仮想空間へと移住しはじめた近未来。養老院に暮らす「私」は、確かな生の実感をとりもどすため、友人の子安とともに理想のクルマを設計する。いっぽう遙かな遠未来。太古に存在した人類の文化を研究する翼人のキリアは、遺跡で発掘された設計図をもとに、あるクルマの製作を開始するが…。機械と人間の関係を追究してきた著者が、“魂の駆動体”たるクルマと自由な精神の解放を謳う現代の寓話。


2人の老人がリンゴを盗むことから始まる奇妙な物語。意識と魂と身体を明確に分け、魂が解放される瞬間をひも解いていく。
物語の中では「リンゴを盗むこと」「酒をたしなむこと」「料理をつくること」そして「車に乗ること」が等しく扱われる。
翼人から人間に姿を変えたキリアが、人間になるということがすなわち孤独を感じることだと気づく瞬間があって、
それが感傷的な気分ではなく、人間を監察する翼人としての意識で語られているのが面白い。


とても大きな仕事の真っ最中。
予算が大きい=楽しいではないことに何となく気づく。
「新しい」とはどういうことは考える。


誰も自分のことを知らない土地ではなく、
自分が知らない土地に行きたい。
登呂遺跡とか。
今年も18切符で帰ろうか。