街に、ルネッサンス

exterior2006-01-31

以前学校の授業中に紹介した物件だが、なぜこの立体駐車場が気になったのか、自分でも説明できなかった。ふと今思い付いたので書き留めておく。
立体駐車場のタイプとして、これは「機械上昇型」であり、おそらく「自走型」ではない。そしてその分類に関わらず、立体駐車場はそれらの外面の隠れているようで隠れていない感じが特徴である。シンプルなものは逆に目立つ、ということだ。まあ機能主義的といえばそれまでだが、以下に効率的に多くの車を詰め込めるか、というその一点にのみ機能は集中する。機械上昇or自走、高いor低い、Pの文字はどこでどのように配置されているか、常にギリギリのラインで選択されているような気がする。この駐車場は神戸元町近辺でかなり前に撮ったもの。神戸の町が、装飾に走らせたのかはわからないが、この前面のガラス張りを少なくして、一段でも多く車を積めばいいのに。装飾以外の機能が備わっているのかはさらなる調査が必要。