グアムで発見!B級スポット

exterior2008-12-13

会社ブログから転載。一部加筆修正。

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行ってまいりました。常夏の国、グアム。

各方面のみなさまにご理解・ご協力いただき、
社員一同でグアムに行ってきました。
からっとしていて過ごしやすい、という
事前情報とは違ってじめっとはしておりましたが、
海からの風が心地よく、非常にゆるーい気候。
飛行機から降りた瞬間生ぬるい風がわれわれを迎えました。
1日目はKマートで市場調査&本場のバーガーを賞味。
夕食を食べたのち、男子4名で夜の街に繰り出したのでした。
ホラー映画、特にゾンビ映画に出てきそうな、
国道、ガソリンスタンド、モーテル。
車の荷台からティーンエイジャーが「へーイ」と手を振る。
既視感刺激されまくりの1日目でした。

2日目は朝市をあきらめ10時まで快眠。
レンタカーを借りて、下調べしておいた「横井ケーブ」を目指す。
グアムは淡路島よりもさらに小さい島で一周数時間で回れるほど。
ケーブのあるタロフォフォは島のちょうど反対側。
島の中心部を突っ切って車を進める。
なんていうのか、これまた映画に出てきそうなカラフルな家々、
真っ白な墓石が南国の色鮮やかな花で飾られたやたら明るい墓地、
たびたび現れるマリア像、
を尻目に小一時間走らせて到着。
あまりの気持ちよさ助手席で眠ってしまいました。
A間くんごめんなさい。
ケーブはそのほかいろんな施設含めて20ドル。
高いなあと思いつつ中に入ると、
さっそく横井さんが地下生活を送っていたときのレリーフが登場。
膝を抱える横井さんの姿にぐっとくる。
歩みを進めると回転系遊具の残骸が正面に迫る。
朽ちた柱が期待をあおる。
おそらく戦没者の霊をまつっているのであろう、
まっ黄色な仏像を通り過ぎると、
「LOVE LAND 愛の園」の文字が。
以前に韓国の秘宝館が存在し、
そのテーマパークの名前も確か同じだったことを覚えていたので、
テンションあがって、叫びながら園に入ると、
まさにグアム版秘宝園。
白亜の裸体が数十体並ぶエロ彫刻の林であった。
詳しくはここでは語れないが、局部のディテールや、
人物のスタイルのいびつさ(つまり美しくない)、
整然と並べる上品さがとても面白い。
写真を撮りまくって園を後にすると、
「お化け屋敷」の文字が。
さらに「化け物」までいるとは!!!と狂喜し、
上司、同僚と中に入る。
人形が動く稼働系展示以外に、
通路の壁が回転するものや床が激しく振動するものもあって、
日本の「背筋が凍る」系ではない、
「スクリーム」系展示に関心。
ここまで来ると「横井ケーブ」自体はどうでもよくなってくるが、
一応先に進む。
ケーブルカーに揺られ眼下に熱帯の森を眺めながら到着すると、
タロフォフォの滝が我々を迎えた。
滝より横井とさらに奥に進むと森の中に、
こじんまりとした洞窟の入口が。
こんな湿った地面の下でよくも28年間も、と月並みに感動する。
しかし横井さんてなんでこんなに興味を惹かれるのか。
政治的なことで関心をもつ人や、
彼のサバイバル能力に人間や日本人の本性を読み取りたくなる人もいるだろう。
ぼく自身が彼を面白いと思うのはその苦労とは裏腹の「脱力具合」だ。
帰国後けっこうあっさり日本に馴染んだこととか、
あの笑顔とか。
伝記とか読みたい。
おみやげに横井さんポストカードを買って後にする。
最高のトリップ。
いったん宿に戻ってからのイベントも非常に面白かった。
社員3人でグループを作り、ミッションをこなしていくもの。
現地の人が非常にフレンドリーで、
快く写真撮影や質問に協力してくれる。
優勝し、景品に現地のスケベDVDをゲット。
お決まりのストリップを楽しみ、
普通のマッサージで疲れた体をほぐすしてもらう。
夜のプールで真っ裸になって浮かぶ。
夜風とほの明るい空が見える、
最高の夜。

3日目。
10時過ぎから動き出し、免税店へ。
土産に化粧品を購入し、マクドで昼食。
ピクルスが大きくて美味しい。
舌に馴染む。
写真はマクドの壁にかかっていた絵。
海でダイバーと海亀が泳ぎ、観音様のような女性が空にそびえる、
不思議な絵。シュール。
そうこうしているうちにバスが来、安心JALで帰国。

失いかけた夏を取り戻した最高の三日間。
みなさんありがとう!
そして横井ケーブに行ってください。