いつの間にか秋になった

exterior2008-09-05

一週間前、
東京に戻った。

長い長い旅。
旅に出る前は春の気配すら遠かったのに、
帰ったらいつの間にか夏が終わっていた。
今日も涼しい麻布十番のスタジオで書く。

以前にも書いたが、
今の仕事を始めてから自分の中身について考えることが増えた。
うすうすは気づいていたが、
「あんたとお姉ちゃんは育てやすかった」と、
両親から反抗期がなかったことを明言され、
自分でも怒りで我を忘れる位取り乱すことなく四半世紀生きてきたため、
どっかに欠陥があるんじゃないかと思っていた。

「優しいところが好き」
という言葉に嫌悪したときがあって、
「優しいは行為に対する形容であって、
 人に対する形容じゃない。」
と言い、相手の言葉を詰まらせた。
あのときぼくは、
「人に対して優しい行為」というものを実行するのがすごく簡単だと、
考えていたんだと思う。
でもたとえ人が「優しい」と感じてくれたとしても、
「優しい行為」という器の中に入った言葉や行為は、
本気で心配したり、本気で相手のことを考えたりすることとは違う。
よくわからない。
自分は感じられなくなっているのか。
もっと単純な話をしたい。

今したいこと。
一番したいことが明確過ぎる。
でも他のこともしてみる。

写真は大阪四天王寺あたりで撮影したもの。
ブー子「うどんにしようか?焼き肉にしようか?」
モー夫「どっちでもいい。はやく食べよ。」
モー夫「一斗の焼き肉おいしいね。」
ブー子「わたし豚だけど、お肉大好き★」
共食いキャラもここまで来たかという珠玉の一品。

さっき編集菓子とユンケルを買出しに出た。
より道というにはあまりに近いが、
一ツ橋のジャンクションを見に行った。
橋脚の合間に透ける東京タワーの光。
かっこいい。
規格化された巨大なものって何でこんなに魅力的なんだろう。

言葉にしても、言葉にしなくても、整理できてません。