すすめ

斜めのミル

バイト後、友人Mとパークス、ピザ屋。時間が早かったので、天下茶屋まで歩くことに。線路に対していつもとは違う側を歩いたので新鮮。案外すぐ着いて、駅前を探すもめぼしい店はない。少し駅前を歩いてビッグボーイを発見。コーヒーゼリーを食べる。10時半。そのまま、岸里玉出など見送って帝塚山まで歩く。帝塚山は奥が深そうだ。静かなホームで十分かニ十分くらい電車を待って帰宅。友人が降りてから、借りたばかりの山川直人『コーヒーをもう一杯』を読む。なんだか、今日の気分にぴったりなマンガで、気持ち良く帰る。

最近観た映画『エリ・エリ・レマサバクタニ』(監督:青山真治)、『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』(監督:ニック・パーク)、『日本のいちばん長い日』(監督:岡本喜八)『太陽』とは真逆で、昭和天皇は後ろ姿でしか登場しない。陸軍青年将校「もうあと二千万、日本人の男子の半分を特攻に出す覚悟で戦えば、必ず、必ず勝てます!」国民の半数以上が戦死、その状況が日本の国家としての死であり、宣言受託の手続きが葬式であるという考えも劇中には登場する。とはいえ、女性がほぼ出てこないこの映画は、「純粋な青春時代」「(武士道)精神の貫徹」を物語を通してあまりに簡単に受け入れさせる。『太陽』と対比で見ると非常に興味深い。