abstraction

ラーメンズがおもしろい。
今さらと言う感じもするが、只管観漁っている。
『ATOM』とか、『君の席vol.3』とか、長編化できそうだ。
四月には新作『アリス』に行くし、まだまだラーメンズな日々が続く。
『video victim』買おうかな〜必要。

抽象 → 具象 → 抽象
幼児 → 大人 → 老人

一つの細胞から分裂して多細胞になって臓器や骨や血を作る過程で少しずつ歪みが加わって違う形になるのはわかる。じゃあなんで老人の顔は抽象なんだろう。類としての人間に対する種としての「老人」(「幼児」)の顔の特徴はまだ共通の理解が存在するように思う。でも個々の老人に顔は把握しにくい(というか、共通項ルールがあるからこそ個別に目がいかないのか)。逆に種としての「大人」の顔はもっと想像しにくい。子供や老人の絵は描けるような気がまだするが、大人の絵は全くピンとこない。ぼくにとって大人の顔が具体的、個別的で抽象すべき特徴が見えないのはぼくがその中に含まれているからか。

『結晶世界』J・G・バラード