リベンジ

二次元、三次元あるいは奥行きといった概念に基づいたアニメーションの分類についての問題。立体アニメーションには「奥行きがある」、という定義は厳密でい。「空間性」の方が幾分適切ではないか。『攻殻機動隊』が立体的(この語も曖昧..)でないのは、カメラ眼に見られたものが確かにある種の奥行き感を帯びているとしても、現実において登場人物が彼らにとっての世界の背景をみたとき、それは全く空間としては成立していない。せいぜい何十枚かの平面の重なりである。わたしたちが空間をそのように認識することは現実においてはおそらくない。そう考えると立体アニメーションとはカメラ眼を通して再現される以前に、何らかの世界の空間を持ち得ているものではないか。3DCGとの区別はまた改めて考える必要がある。

岡本で寿司。